【CUE!】アニメ感想評価レビューとネタバレ考察！面白い？つまらない？

此れはヒドイ。

あまりにもストーリーが迷子。しかも24話あっても四グループで完全に分けたら各グループ内容6話分しかないやんけ。そりゃあ全体的に薄くなるに決まってんだろ。せめて主人公のグループを中心に描くとかできなかったんか？

てか･･･これは声優のせいってよりストーリーがクソ。

声優アニメというものは今までには「それが声優!」くらいしかなかったのですが、2022年1月より新しく「CUE!」というアニメが始まりました。もともとはスマホゲームが原作でアニメ化して放送開始となった作品です。

物語は新人声優16人が新人の状態から４人ずつでチームになり、アニメのアフレコ、声優アイドルとしての歌唱、webラジオの収録、演劇をしたりと、昨今の声優業界のいろいろな仕事をし、成長していくという作品です。

アニメとしては基本的に1話で完結しますが、2話は1話の続きになっております。主人公は六石陽菜になると思いますが、16人全員の話を2クールを通して行うそうで、16人全員が主人公と思った方がいいと思います。

各輪の中で、16人全員が、声優としての仕事の悩み、苦難を乗り越え、成長していくという作品なので、とても面白いと思います。

このアニメの放送が始まったのちに声優の杉田智和さんが、自身のYouTubeチャンネルでこの作品の同時視聴の動画を投稿しているので、気になる方はそこから見るのもいいと思います。

杉田智和さんならではの、声優の視点から見た声優アニメはどのようにおもうのか、また、同時視聴の後には各キャラクターの紹介などもあるので、非常にわかりやすい動画となっております。

個人的には、見るに堪えないアニメとしか思えません。声優のたまごを育てていくというコンセプト自体は自分の好みではあったけれど、如何せんキャラクターの無礼な物言い、及び態度に苛立ちが抑えられなくなったのです。

新人に限った話ではなく、仕事をする立場にある社会人として最低限心得なくてはならないマナーがあるのは当然だと、ある程度の倫理観があれば分かります。

しかしながら、このアニメに登場する女の子の中に、敬語が使えない極めて無礼な女の子がいて、見ていて聴いていて不愉快な気分にさせられました。

例えば、彼女のバックに業界の大御所がついているとか、彼女自身が財閥令嬢とかなら、まだ頷けます。そういった設定がどこにもないから腑に落ちません。

声優育成ゲームアプリから生まれたアニメで、新しく出来た声優事務所で少女達が切磋琢磨しながら声優として成功を目指す物語です。

少女達は16人いて事務所に来て、早々にオーディションを受ける事になるのは展開が早いと思いました。オーディションの作品設定も本物のアニメのようで、月間少年誌で連載中の漫画とは人気作品に出演のチャンスが巡って来て皆はラッキーですね。

原作者は女性でキャラクターを重視する為、オーディションで聞いた陽菜と舞花の演技に触発されて、外伝を作ってしまったのは驚いたし、二人の演技が影響を与えたと思うとテンション上がりました。

初めてのオーディションは受かった者と落ちた者と進む道が別れて行くけど、同じ寮に住んでいるので影響し合って成長していくのが注目ポイントです。

クラウドファンディングを使い、プロジェクトVogelという企画でアイドルデビューする天童悠希、赤川千紗、恵庭あいり、九条柚葉の4人のレッスン姿は、見ていてやる気が出ます。

特にあいりが一人だけ下手で占いにハマって空回りしていたけど、グループの皆に励まされて軌道修正できたのは微笑ましかったです。

神室絢、宮路まほろ、日名倉莉子、夜峰美晴の4人は社長に呼ばれて、WEBラジオ番組を初めると意外にも初回から上手くて、他のメンバーも遊びに来たりするので楽しいです。

丸山利恵、宇津木聡里、遠見鳴の3人は、他のメンバーが活躍していくのを焦っていたけど、新しく明神凜音が入った事で前を向いて進めるようになったのは応援したくなりました。

志穂は今までNGを出した事が無くて何がダメなのか悩んでいて、演技力で勝負したいと自分で考えた声の出し方をして勇気ありましたね。声を担当するのは、本物の声優育成プロジェクトのように主役をやった事が無い声優さん達が選ばれているようです。

ですが皆さんプロなので臨場感があって聞きやすい声をしています。オープニング曲とエンディング曲は、メインキャラクター16人によるグループAiRBLUEが担当しているので、アニメの世界観そのままなので最初から最後まで丸ごと楽しめます。

大御所声優や人気声優に挟まれて雰囲気に押しつぶされそうな時もあるし、ダメ出しに落ち込む事もるけど、頑張っていれば認められる事もあって、16人の成長が終わる頃にはどうなっているのか楽しみです。

このアニメに新人声優さんを起用しているのはハナからわかっていたし、演技面において期待することは、全くの無意味に相当するものだということも十分わかっていたはずなのは確かです。

しかしながら、まさかここまでレベルの低い連中だとは思いもよらなかった故、ひたすら愕然として言葉にならない、やるせない気持ちが湧き上がりました。さすがに表に出る以上は、それなりのレベルに達しているべきです。

お世辞にも上手いとは言えない酷い演技をする人が多すぎて、聞いていると気分を害すような黒々とした不快感でいっぱいになります。

あまつさえキャラクターの声優としての意識の低さが見受けられるのも残念と言う他ありません。良かったのはキャラクターデザインのみです。