「川越ボーイズ・シング」みんなの感想評価!面白い?つまらない?
玄人向け&破天荒だけどなぜか感動するアニメ
フリーダムなストーリー展開、キャラクターの癖の強さと愛らしさに魅了されました。
トンチキなノリながら試練を乗り越えるボーイズ。
ちっちゃい子がアンパンマンや戦隊モノを応援するような感覚で観てしまいました。楽曲も素敵です。
「女子向け」と侮るなかれ、今期最も素晴らしい8話、9話
丁寧に作られた昨今のアニメに飽きたアナタ、昭和の時代のドタバタした展開の最後に、何故か感動してしまうアニメを再び観たいと思っているアナタ・・・この作品はそんなあなたに刺さるハズ。
傲慢で空気を読まないオーケストラの指揮者のハルオが、祖母の理事長の命令で男子校のボーイズクアイア部(男性合唱部)の顧問となり、全国優勝を目指すという内容だが、一見不真面目に見えるハルオは、実は音楽に対しては真摯で、信念を曲げる事は無い。嫌々勧誘された寄せ集めの部員達だが、彼らは次第にハルオに信頼に近い物を感じる様になる。それは、視聴者も同じで、最初の数話を観ただけでは、ハルオの魅力に気付けないだろう。
この作品の8話、9話は23秋アニメにおいて最もスリリングな展開をする。「昭和かよ!」と思わずツッコミたくなる展開の話から一転して9話は、モンタージュを多用して淡々と物語が展開する。内容的には8話を受けての9話だが、その演出の落差に驚くばかり。9話の絵コンテ、演出はウテナやピングドラムの作画監督の方で、シャフトのビジュアルディレクターと聞けば、納得。無理に画を動かす事無く、話も強引に動かす事無く、それでも高いクオリティーの作品が作れる事を見せつける。
全体的には昭和的なガバガバな構成によって、演出の振り幅を確保する方法を取っているが、それが感動に結び付くのは前述の8話9話の繋がりだけといのが残念な所。最近、ベテランの方達が、「現代アニメが失ってしまった何か」を模索して、この様な作品にチャレンジしているが、その意図が視聴者に届かない事が歯がゆく感じる。
「輪廻のラグランジェ」の鴨川推し同様に、川越推しが強いのも視聴者が敬遠した原因かも知れない。アニメの視聴者はナイーブと言うか、へそ曲がりなので、こういう企画は拒否する傾向が強い。尤も、「輪廻のラグランジェ」は原画と製作資料一式を鴨川郷土資料館が保管し(多分手描きロボットアニメの最後期の作品としての価値は高い)、劇中で出て来た「鴨川エナジー」なるエナジードリンクは放映後10年以上経つ現在、鴨川のコンビニでご当地ドリンクとして普通に売られている。(これ、ご当地アニメとしては成功では?)・・・まあ、鈴木監督の「鴨川愛」と、鴨川の有志の方々の熱意あっても結果ですが。
「川越ボーイズシング」は川越の観光協会などとタイアップしている様ですが、川越の魅力がイマイチ伝わらないのがこの作品の難点。「ご当地アニメ」がヒットする条件としては、内容がその土地にしっかり結び付く事が重要です。そこがマルっと抜けている・・・。これはスタッフがその土地にどれだけ思い入れがあるかに関係している。「月がきれい」はその点、素晴らしかった。(「僕らの雨色プロトコル」はちょっと惜しい・・・)
春男面白い
最初は自己中過ぎて嫌な奴って思っていたけど、回が進むにつれて空気読めない発言が面白いと思うようになってきた
特に第9話の「お父さんだけ夜逃げすれば」はマジ面白くて爆笑した
早く第12話が見たい
最低
クソ親ばかりの脳なし学校
川越市民はこれでいいの?
春期の「オーパスカラーズ」に続いて「イケメンキャラが集まってなんかアートするから女子は寄っといで」作品か。
傲慢でマイペースな天才肌の男が周囲を振り回しつつ良い方向へ向かっていくという流れだが、気の毒なのは地上波では「鴨乃橋ロンの禁断推理」の次の放送枠で、傲慢でマイペースな天才肌な主役キャラの魅力が完全に見劣りすること。むしろ春男の不快さになんらかの「ざまぁ」展開を期待してしまうほどで、こんな男の住んでいる街に正直行きたくない。
ボーイズクワイア部の少年たちはキワモノっぽくはあってもそこそこ掘り下げられていて魅力的なんだし、音楽自体は真剣に作られていて、これならまじめに部活する内容で良かったんじゃないだろうか。
ノリが面倒
個性的と言えばどうにかなるのかもしれないけれど、正直個性的の域を超えすぎていて見ていると苛立ちを覚えざるを得ません。
くだらないコミュニケーションが好きな人からしてみれば、面白いと手を叩いて笑う可能性は十分考えられるがゆえ、完全に否定することはしませんが、あくまで個人的にはノリが面倒で合わないなと思いました。
主人公の指導方針がいまいちよく分かりません。本気でやらなければ話にならないはずなのに、彼自身はそれとは真逆のことを求めるくるものだから、理解不能と言っても過言ではないでしょう。
こんな常識外れな人の指導で果たして部員たちがしっかりまとまって心に響くような素晴らしい歌になるのかどうか疑問でしかありません。
ひどい
つまらない
指揮者の響春男のクセが強い
「川越ボーイズ・シング」は、クセが強くて、オーケストラを追い出された天才指揮者の響春男が、オケ復帰のために川越学園に「ボーイズ・クワイア部」を新設し、コンクール優勝を目指す青春物語。
アニメ1話見て、ぱっと思い浮かんだ感想は「ヒーラーガールズ」の男性版?ただ、男子高校生よりもマイペース過ぎる指揮者の響春男がキャラ濃すぎて、主役を喰ってましたね。
声優陣は歌の上手い人がキャスティングされたのか、演技力は低め。ただ、歌唱力は抜群に高い。主人公の出井天使は、元聖歌隊ということもあってか、男性なのに声が高くて、歌声に思わず聞き入ってしまいました。
歌とストーリー進行のバランスも良くて、良い意味でクセの強い響春男が引っ張っていってくれそう。2023年秋アニメのオリジナルアニメ枠として期待。
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「川越ボーイズ・シング」の作品情報
基本情報
タイトル | 川越ボーイズ・シング |
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読み方 | かわごえボーイズ・シング |
原案 | えびも |
アニメーション制作会社 | evg |
アニメ放送期間 | 2023年10月〜12月 |
話数 | 全12話 |
アニメ放送局 | TOKYO MXほか |