「Opus.COLORs(オーパスカラーズ)」みんなの感想評価!面白い?つまらない?
「消したい色」を取りそろえた
苦言を呈する。
美形ぞろいの男子校アートスクール(なぜか高校)で、そもそもコース間の反目を助長するかたちで舞台設定がされている時点で「これはまともにアートを扱おうって作品じゃないな」と気付くべきだった。
その舞台設定が「狂犬」だの胃痛持ちだの相方をオモチャ呼ばわりする傲慢や、高校生のくせに梅原シブ声といった「こんなキャラ好きでしょ?」を配置して適当に対立させ適当に和解させるためだけに機能していると。
パーセプションアートという新世代デジタルアートの教育を行うという名目だが、その実教育どころか製作過程すらろくに描かれないし、出来上がるのはARと「PVつけてみた」的な(あるいは「みんなのうた」的な)「アーティスティックな音楽付きアニメーション」の組み合わせ(融合させようという努力も見えない)、誰が描いたか判らない「スクリブル」がどうして座標固定されているのかの説明もなし。
そのスクリブルの作者探しが一つの舳になるけれど、最終的にその根源となった主人公たちの葛藤も「車のトランクはキーがなければ、あるいは運転席のレバーを引かなければ開かないと事故で慌てていて気付かなかった」というのが原因というお粗末。
正直な感想をいえばアートと芸能という差はあっても、競い合い高め合いパフォーマンスに青春を賭ける描写の真摯さも、「魔法一歩手前」のデジタル技術が描き出すイリュージョンの描写も「アイカツ!」シリーズの方がずっとましだった。それは本作が1クール低予算であることは理由にはならないし、対象年齢が高いから「みんな大人だから解ってくれるよね?」「推せるキャラ並べたから許してくれるよね?」ってものでもない。
もちろんこういうのが好きな人をわざわざ不愉快にさせるつもりはないが、総じて「青春アートアニメ」を名乗るには中身が薄く、製作者が視聴者に甘えているような不誠実な印象ばかりが残った。
推しがどんどん増えていく
弄ばれて心をすり減らすペアだったり、血の気が多いペアだったり、温度差のある幼馴染ペアだったり、クセが強めなアーティストとグレーダーの相乗効果はなかなか大きいものでした。
しかもメインとなるペアはエピソードごとに交代制というシステムのおかげもあってか、埋もれてしまうキャラクターがいないのです。
放送開始直後はキャラクターの豊富さに顔と名前を一致させることさえ一苦労といった感じでしたが、今や複数推しになりつつあるくらい、パスカラ沼にズブズブとハマっています。
そして何より歌うま声優の代表格的存在が一堂に集結しているアニメでもあるからこそ、アーティストとグレーダーのデュエット劇中歌は密かな楽しみの一つです。
期待
オリジナルアニメのため、1話は世界観説明や主人公の目的などが中心。2話はキャラ達がどのような人柄なのかが描かれ、3話からやっとアート制作にとりかかって物語がスタートした感がある。
徐々に世界観や笑えるポイントにも慣れてきたので残り8話がどのように進んで行くのかが楽しみ。
パーセプションアートに新しさを感じます。
まず、物語はオリジナルアニメということで、パーセプションアートに新しさを感じ、未来を予感させる作りになっていると思いました。
また、学園物なので、話がわかりやすいと思いました。次に作画ですが、パーセプションアートがうまく表現されていて、パーセプションアートが何か、よくわかります。また、オープニングテーマやエンディングテーマも凝った作りになっています。
その次に声優ですが、和哉役の内田雄馬さんは前回、「とんでもスキルで異世界放浪メシ」で話題になっていたので、今回もその波に乗っているのではないかと思います。
また、響役の逢坂良太さんは今回はラブコメでなく、残念な気もしますが、素敵な声で女性ファンを増えることを期待しています。
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「Opus.COLORs(オーパスカラーズ)」の作品情報
基本情報
タイトル | Opus.COLORs(オーパスカラーズ) |
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読み方 | オーパスカラーズ |
原案 | ひなた凛 |
アニメーション制作会社 | C-Station |
アニメ放送期間 | 2023年4月~6月 |
話数 | 全12話 |
アニメ放送局 | TOKYO MXほか |
PV予告動画
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