【ロード・エルメロイⅡ世の事件簿】アニメ感想評価と無料動画配信サイト

Fateシリーズ第四次聖杯戦争を生き残ったウェイバー・ベルベットが、なぜロード・エルメロイ2世を名乗るに至ったのか、恩師ケイネス・エルメロイ・アーチボルトにどんな感情を抱いていたのか、そこが明かされていたので、非常に私好みの作品でした。

魔術学校で講師をしながら、魔術に関する事件や困り事の解決依頼に取り組みますので、彼の生徒が登場することも多々あり、生徒の様子から彼がどんな先生なのかを推し量ることができます。

その中でかつて共に戦った征服王イスカンダルに関連する英霊に会います。聖杯戦争とイスカンダルは、彼の人生に大変大きな影響を与えたものです。それ故に心揺さぶられながらも彼は謎を解き、戦い、事件の真相に迫ります。

最初の回想に登場するイスカンダルは喋らないんです。それが最後には…アツいのでぜひご自分の目で確かめてください！それに加えて、主人公の身長についても調べると胸アツです…！

ヒロインのグレイちゃんの生い立ちや境遇の謎も気になりますし、彼女が同年代の女の子と普通の女の子のように過ごしている回がありまして、これがまた尊いんです…！

作画は全話通して安定していたと思いますが、まつげの作画がこれまでのFateシリーズとは違うと感じて若干気になりました。声優は主人公が浪川大輔さんですから、言うことなしです。

大人になったウェイバー・ベルベットの落ち着き払った声での演技が続きますが、ふとした瞬間に、一瞬だけ少年の声になる時があるので必聴です！主人公以外の声優さんもなかなか豪華なので、きいていて楽しいですよ！

音楽は梶浦由記さんですから、Fate/Zeroと雰囲気がずれませんし、感動を増幅されます…！絶望や危機感がより深くなる梶浦さんの音楽が大好きです。

Fateシリーズをある程度知っていることが楽しむ前提になってしまうので、★5評価はつけられないのですが、この魔術ミステリーを楽しむためにFate/Zeroから見ることをお勧めしたいくらいいい作品です！

「Fate/Zero」に登場したウェイバー・ベルベットを主人公にしたスピンオフ作品となっています。聖杯戦争での自身の未熟さにより、何もできなかった事の後悔が作品の中でたびたび出てくるのが、もの悲しさをより感じさせる内容となっています。

ミステリー物にはなりますが、この作品の世界では魔法や異能が存在しますので、一般的なものよりも強引さを感じる事件が多いです。戦闘になるのも珍しくなく、「Fate」作品のスピンオフとしての位置づけそのままの作品となっています。

ウェイバー・ベルベットがロード・エルメロイII世を名乗ることになった経緯は、個人的に気に入っています。彼が開いている魔術教室の生徒や周囲の人間関係もこの作品の見所で、いろいろと怪しい動きが面白い点です。

特にこの作品のメインとなる魔眼蒐集列車編は、ミステリー要素満載で異能バトルも楽しめるのが魅力となっており、面白いエピソードでした。

元々fateシリーズが好きで拝見しました。エルメロイ先生がかっこ良過ぎます。これはfate staynightを見てからがおすすめです。理由は見ればわかりますが、これを見ているのとそうでないのとでは、ストーリーの受け取り具合と感情の入り方が変わってきます。

私は女性なので男性キャラの方に気持ちが寄りがちですが、このアニメのヒロイン、グレイちゃんの純粋な可愛さも見所です。アルトリア顔なのに、あんなにしとやかなキャラをしているのも他になく、元々知っているアルトリアからのギャップに萌えます。

先生はその顔を苦手に思っているようでしたが、確実にグレイちゃんを信頼していたことには変わりなく、その二人の様子もとても良かったです。最後はまさかの展開になりましたが、最初から最後まで読めないストーリー展開に目が離せませんでした。

この作品は個人的にはfateシリーズにおける外伝的な物語だと自分の中では考えている。その為、本筋の物語であるFate作品を視聴しなければ、よくわからない呪文や設定などがある。

アニメではサラッと流された設定が、この作品を初めて見た人に対して厳しいものが何個か見受けられた。それらの細かい設定がわからなくても楽しめるという感覚の方や、ミステリーと中世ヨーロッパの様な独特な雰囲気の作品が好きな方におすすめである。

一番お勧めしたい人はfateシリーズをこよなく愛している人達。作中のいたるところに他の作品からクロスオーバーではないけれど、様々なキャラクターが登場する今作。他の作品を一つしか知らない方でも、既知のキャラクターの人間性や成長具合が感じ取れる。

私はロードエルメロイⅡ世が好きなキャラクターの一人であったため、視聴していた。登場人物の声を当てるキャストの方々も豪華で、ロードエルメロイⅡ世は実はこの作品以外にも登場しているのだが、全シーンで声優が統一されていて嬉しかった。

音楽を担当された梶浦由紀さんの、アニメに合っている音楽やアニメに引き込まれてしまう音楽の世界観が好きです。また、オープニングは曲のみで声が入っていないというのは斬新ですが、アニメの世界観に合っていて素敵だなと思いました。

TYPE-MOONによる作画も素晴らしく、風景や技の描写はとても綺麗で見惚れました。声優さんもそれぞれのキャラに合っていて、なんの文句も無い面白い作品でした。

聖杯戦争への参加を目的としていたエルメロイⅡ世が、アニメの終わりでは違う選択をするシーンで涙が出てきてしまいました。話が難しいので何度見返したか分かりませんが、飽きずに何度も見ることが出来ます。

エルメロイⅡ世の過去が分からないとちょっと「？」となってしまうこともあるので、出来ればエルメロイⅡ世の過去を見てからだと、話の内容や感情移入できてなお面白いです。