「本好きの下剋上」みんなの感想評価とネタバレ考察
ただの異世界もの
他の作品と差はない
話が特に面白いわけでもなかったのでこの評価
マインは見た目は可愛い子供ですが、賢くて交渉上手で博識で、本に対する情熱が凄いと思いました。
本がとても大好きな主人公が、転生した先が本が無い世界だからといって、諦めずに紙から作ろうという思考がまず凄いと思いました。あそこまで本好きな人、博識で賢い人はなかなかいないと思います。
本に関する知識も、生活に役立つ知識等、様々な事を知れてよかったです。それと、マインは貧乏な家であっても、転生前に本で得た知識を生活改善のために役立てていて、凄いと思いました。二期でも神殿で頭脳を使って、孤児院を改革したところも凄かったです。
そして、家族や友人、職場仲間や神殿の人達等、周りはいい人達ばかりでとても良いです。声優さんの演技もとても良かったです。OP・EDの音楽も、一期と二期どちらも綺麗で優しく、心があたたかくなるとても良い歌でした。
好きなシーンは、やはり一期で初めて紙が出来た時や、マインがルッツに自分の全てを打ち明け絆が深まった回とか、二期でついに初めて本が出来たシーン等が好きです。三期でもマインの更なる成長と、いずれ図書館が出来るように本作りの進展に期待したいです。
感覚の合うチートビブリアファンタジー
主人公は本が大好きな日本人女性。事故で死亡、転生先がこのお話の舞台であるヨーロッパ調の世界に住む病弱な幼女マイン。
見た目は幼女、頭脳は大人、かつ読んだ本の内容は詳細に覚えている程本好きという、知識チート能力を発揮して、どんどんと変革を生み出す様は見ていて気持ちいいし楽しいです。
身の周りの生活様式から始まり、幼女のままついに自分の商品工房まで作り上げたと思ったら、本に釣られて神殿に就職しました。そこでも少しづつ変革を生み出すことになるのですが。
いわゆるチートものなお話ではありますが、主人公の記憶力以外は至って現実的で、ご都合主義な面は殆どありません。
加えてマインはとても病弱な体で、何回もその病弱さ故に躓き、かつ幼女でありながら中身が大人であるため、対大人とのやり取り上手さに身近な友人から正体を疑われたりと、一期まででも当然様々な苦労がありました。
そして二期まで見終えて特にいいなと思えたのが以下に記す点です。主人公の行動理由は一貫して「大好きな本を読みたいから」。
そのため、本さえあれば他のことはどうでもいい、というような非情さが垣間見えるようなこともありますが、周りの人間が不幸なことが気になって、本に集中出来ないのは困るという感覚を持ち合わせているので、人助けをしていきます。
人一倍人情に熱いからというような、少し気恥ずかしくなるようなものではないところが見ていて「ちょうどいい」。また、現実的とは書きましたが、マインの病弱さは魔力故なので、魔法も存在するファンタジーな世界です。
契約魔法!オリジナル神話!魔法騎士団!動物の彫刻が空を飛ぶ!癒し魔法で土地の回復!そういった面でもワクワク出来る世界観が楽しめました。原作は小説だそうですが、美しい世界観を想像する力が足りていない身からするとアニメはやはりありがたいですね。
キャラとしては神官長さんの美しさ、格好良さ、美声には渋かっこよくて眩暈が起きそうです。マインとはかなりの年齢差がありますが、もしかしなくても成長したマインと恋を紡ぐお相手なのかも!そこ含めもっともっと続きが見たいです。
この作品は良い点ばかりで全く不満がないかなり好きな作品です。3期は春なので大変待ち遠しい。そして様々な漫画家さん、イラストレーターさんが描いたエンドカードがあるのでそれも必見ですね!
本好きな人は賢く、異世界でも生きていける。
最近多い、異世界に現世の記憶を持ったまま転生するとという物語です。主人公は、現世で読書好きが高じて、司書になるはずでしたが、死んで異世界の少女マインとして、転生します。
そして、その世界には、本はなく、紙は高価なもの。主人公のマインは現世の読書で得た本の知識をフル活用し、本を作るべく奮闘する姿は笑えました。
また、主人公は平民には珍しく、魔力を持つ少女で、このままでは余命が短いと言われており、このままではどうなるんだろうと思っていたのですが、なんと本好きが高じ、教会で本を見つけ、教会に青色神官として使える事で難を逃れました。
教会でも孤児院の孤児を救うべく奮闘したり、本当に現世の本の知識をフル活用して、乗り切る姿に、本は読んでおくものだなあと本当に関心いたしました。
今後は、成長したマインが貴族である神官長とどのような関係になるか、はたまた、幼馴染の少年と恋愛関係になるかなど、見どころ満載です。
本のためには、全くブレない生き方が素晴らしい
この作品の魅力は何といっても主人公マインの暴走ぶりだ。とにかく本が好きで好きで、色々手作りしていた前世の知識を総動員して、本を作っていく。
まだ子供だし、ちょっとしたことですぐ倒れる体質でもあるから、人を使って作っていくのだけど、その手腕が素晴らしくて逆におかしくなる。本が絡むと危険志向に走るので、ストッパーになる人が何人も出てくる。その性格が面白過ぎる。
でも、それだけ一つの事に夢中になるのは、うらやましくもあるし、見ていてすがすがしい。もう一つ、マインは前世の後悔から、家族をとても大切にしている。その思いに何度も泣かされて、心が温かくなる。
少し生き方に迷いがある人、この作品でマインの生き方を、ぜひ楽しんで見てほしい。
本のすごさを実感できるかも
音楽は少し軽い感じもありますが、なかなか作品世界にあっていてよいと思います。声優の方たちも絶妙なキャスティングだと思うので、このまま期待したいところです。
しかし、キャラクター作画がイマイチ安定していないのと、ストーリー進行が少し駆け足気味に感じられます。特に一部の登場人物の出番が、ほぼカットされていることもあったのが気になりました。
容量の多い作品なのでやむを得ないのはわかりますが、意外なところが後半に関わってくることもあるので気を付けてほしいところです。続編の第三期は作品の大きな転機になる部分だと思いますので、できるだけじっくりと描いてほしいと思います。
今後の期待も込めて評価は4とさせていただきました。
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「本好きの下剋上」の作品情報
基本情報
タイトル | 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ |
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読み方 | ほんずきのげこくじょう~ししょになるためにはしゅだんをえらんではいられません~ |
原作 | 香月美夜 |
アニメーション制作会社 | 亜細亜堂 |
アニメ放送期間 | 第1期:2019年10月~12月 第2期:2020年4月~6月 |
話数 | 第1期:全14話 第2期:全12話 |
アニメ放送局 | WOWOWプライムほか |
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