「VIVANT(ヴィヴァン)」みんなの感想と評価口コミ!面白い?つまらない?
人物に関しての描写が薄く説得力に欠けるか
それぞれの登場人物の性質・価値観・思想等に触れられるシーンが案外と少なく、必要な深堀りがされていないと感じられてしまう。そういった描写を削ってまで必要性を疑うシーンがしばしばあったりでそのあたりのバランスは大いに疑問。
その上で、ストーリーの細部はやはり丁寧ではなく、俗に言うガバガバなものとなっている感がどうしても否めず、そのあたりももう少し何とかならなかったのかと思わされた。
壮大っぽさを売りに引き込みつつ後半では結局御家騒動みたくなるスケールを矮小化したストーリーラインも、方向性の転換が突飛で、好みの問題はあれど非常に良くなく思えた。
普通に見る分には面白く及第点という言い方も出来るが、スケール・アクションと派手さで目を引かせて中身が伴っていない、過大評価される事を目指した作品ではないだろうか。
冒険と愛を描く壮大な物語
1話を見たときと最終話を見終わった後とで、ドラマに対する印象が大きく変わった作品です。中盤までは、別班として暗躍する乃木憂助(堺雅人)が、世界でテロ活動を行うテントという謎の組織を追う冒険物語だと思っていました。
ところが、テントのリーダーが乃木の父親だということが判明すると、物語は一変して家族への愛を軸に進んでいきます。
愛とは何かを模索する心優しい憂助は、一方で日本を守るため国を脅かす存在を冷徹に始末するFという人格も持ち合わせており、二つの人格を目つきで演じ分ける堺雅人さんの演技力はさすがでした。
最終回で、乃木の父親ノゴーン・ベキは、家族がバラバラになってしまう原因を作った日本の重役を殺そうとします。憂助は母親の仇でもあるその男を許せないが、別班としての使命を全うするためベキを撃つ選択をするのです。
「憂助に止められるなら、明美(母親)も許してくれるだろう」このセリフにすべて答えがあったように思いました。親の、子供への愛は何物にも優るのだと感じました。
“ベキは本当に死んだのか”様々な考察もあり、最後には別班として新たな任務が始まるような描写で終わっているので、続編は必ずあると思われます。
善とは?悪とは?
最後の最後まで、ハラハラドキドキする展開でホントに楽しめた作品つました。最後の終わり方は、続編を匂わせるような最近流行りの終わり方でしたので、あまり期待せずに待ちたいなと思っています。
ただ、このドラマは2-4話で脱落した人が多いのかなと思います。私自身が、日本に戻るまでに、どんだけ時間かけんだよとイライラしてしまいましたので。ただ、そのあたりで仕込んだ伏線を最終回で回収するのは見事としか良いようがありませんでした。
また、キャストがかなり豪華でした。何より一人一人のキャラがしっかりしていたので、登場人物が多くても混乱せずに見れました。このドラマは、何をもって善となるのか、悪となるのかを考えた内容でした。
まさかの!
半沢直樹時代から大好きな堺雅人と、ドラゴン桜から好きな阿部寛のコンビドラマ!!はじめは、堺雅人が半沢直樹の時と全然違うダメダメサラリーマン!?と思い、また演技上手だなと思いながら見ていたが、まさかの別班!
バリバリのスパイ?警察官だった!そして阿部寛も、いつも以上にかっこいい刑事役!!ドラマ自体スケールがめちゃくちゃデカい!モンゴルでの撮影やモンゴル人の俳優など、スケールのデカいドラマでした。
そして、日本の俳優さん、みなさんモンゴル語ペラペラ。二宮くんも超すごい!!どれだけ練習したのでしょうか、、、。本当に面白かったです。続編がありそうな感じで終わりましたが、ぜひ続編希望!!その後どうなったかすごく気になります!
考察しながら、楽しめるドラマ。
物語として、1話をリアルタイムで初めて見た時は、個人的には、微妙な感じでしたが、とりあえず、全話見ようと思い、2話3話見るにつれ面白くなっていき、すごくハマりました。
自分で考察も行い、ネットの考察を見てみたり、いざ自分の考察が当たってたらすごく楽しめる。キャストも豪華です。主演の堺雅人さんは、どうしても半沢直樹感が強くなってしまいます。BGM(音楽)の使い方が好きです。
冒頭の砂漠のシーンがCGじゃなかった事がすごくビックリ。毎回、意外な展開でハラハラドキドキ。毎話、次がすぐ見たくなるような終わり方をして、毎週日曜日が楽しみになりました。
印象に残ったシーンで、モンゴル警察官のチンギスは、堺雅人さんらを、捕まえようとしていたが、最終的には、黒幕を捕まえるため全協力するシーンが、印象に残ってます。最終回の終わり方が、モヤモヤが残った状態だったため、続編を期待します。
よくわからないうちに引き込まれる
一番の魅力は多国籍で今までのドラマにはないスケールの大きな作品だと言うてんでしょう。正直なところ、第一話を見た段階では話全体が良く分からずあまり面白そうにも感じませんでした。
でも2話を見たあたりから段々とハラハラどきどきしだして、次を早く見たいという思いになりました。俳優さんたちはさすが実力派という感じで話に重厚感を与えていました。
小日向文世さんとかは、その存在感から最後まで、また別の形ででてくるのではと予想していました。最終話では、続編がありそうな雰囲気を出しまくっていたので、映画でもドラマでも良いので続編を期待しています。
少し残念だったのは二階堂ふみさんが最後の方は存在感も消えていたことです。もう少し大事に扱ってほしかったなぁと個人的には思いました。
「VIVANT(ヴィヴァン)」の感想と評価口コミを書く(ネタバレ考察あり)
「VIVANT(ヴィヴァン)」の作品情報
基本情報
タイトル | VIVANT |
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読み方 | ヴィヴァン |
原作 | 福澤克雄 |
脚本 | 八津弘幸 李正美 宮本勇人 山本奈奈 |
ドラマ放送期間 | 2023年7月~9月 |
話数 | 全10話 |
ドラマ放送局 | TBS系列 |
作品概要・あらすじ内容
ドラマ「VIVANT」は、2023年7月16日から9月17日まで放送されたTBSのテレビドラマで、主演は堺雅人さんです。この作品は、『半沢直樹』などの福澤克雄さんが原作を手掛けたオリジナルドラマで、非常に高額な製作費が投入されたことが特徴です。
物語は、丸菱商事のエネルギー開発事業部に勤める乃木憂助が、誤って中央アジアのバルカ共和国の会社に巨額を送金してしまい、その差額を回収するためにバルカに向かうところから始まります。乃木は様々な困難に直面しながら、謎の言葉「VIVANT」とテロ組織「テント」の秘密を解き明かしていきます。
撮影はモンゴルや日本の島根県、愛知県などで行われ、その規模の大きさが伺えます。また、物語の詳細やキャストは初回放送まで明かされないという異例の手法が採用されました。
ドラマの核心には、乃木がテントの創設者であるノゴーン・ベキの息子であり、自身の出自と組織の秘密に迫る葛藤が描かれています。乃木は父親との再会という衝撃的な事実に直面し、自身のアイデンティティと向き合うことになります。
このドラマは、個々のキャラクターの深い背景や複雑な人間関係、国際的な陰謀と謎解きが交錯するスリリングなストーリー展開で注目されました。