「波よ聞いてくれ」みんなの感想評価!面白い?つまらない?
ラジオの世界も意外と面白いぞ
TVドラマになったことでもお馴染みの作品ですが、圧倒的にアニメが面白い!失恋したワケアリ女がひょんなことからラジオDJにされ、奮闘する姿が描かれるのですが、この主人公の「ミナレ」がなんともいい。
ある意味天才なのだろうが、とにかくおしゃべりモンスターといってもいいくらい、あることないことべらべらしゃべり、失敗も失恋も何もかもを勢いだけで突っ走るような姿に自然と楽しくなってきてしまう。
彼女が勤めているスープカレー屋の面々も癖が強いし、兄に監禁されてた女性がいたり、屋根裏に大量のハエがたかる何かを発見したりと、ラジオを舞台としつつも次々に起こる問題ある人間たちとミナレのやり取りがとにかく楽しいのだ。
失恋すらネタに、突っ走り、暴走する彼女を見ているうちに、生きることに希望が湧いたら素晴らしい。そういうパワーを秘めている作品である。
原作ファンからすると物足りない
原作ファンからすると、鼓田ミナレのぶっ飛んだものの言い方と、元彼のミツオに対する純粋な殺意がとても笑えるところだと思うのですが、原作1話にあるような引き込まれる感じの作風ではなかったと言うのがあまり面白くなかったと思う要因だと思います。
原作者の沙村広明先生の繊細でありながら、ダイナミックな線もアニメではあまり表現できていなかったような気もします。モダンに現代的に色を少なくしていると言う感じで作画としてももう少し頑張ってほしかったなと言う要望もあります。
終わり方も打ち切りかな?と二期は絶対にないな、という感じだったので暇つぶし程度に見るなら(それでもあまりお勧めできない)という作品になってしまったかなと感じます。
圧倒される
とにもかくにも主人公の超絶弾丸トークには圧倒されるしかありませんでした。ラジオのパーソナリティの経験が全くないはずなのに、まるでもうずっとその道で走り続けてたみたいな、熟練の技が見られてめちゃくちゃ面白かったです。
随分と珍しい名前だなと初めから気になっていたけれど、それに関して割と感動的なエピソードがあったところも好きだなと思いました。もっとも、親父さんがクズっぽいのは変わることはなかったです。
でも、主人公の名前に込められた意味は素直に素敵だと言い切れるでしょう。話は戻って弾丸トークについてですが、かなりの早口であるにもかかわらず、会話全てがしっかり聞き取れるから声優さんの凄さを改めて実感しました。
ラジオの魅力を再発見!
『波よ聞いてくれ』は、ラジオをテーマにしたアニメ作品です。作画のクオリティは平均的で、特に目立った点は感じられませんでしたが、声優の演技は非常に良く、特に主人公のミナレの声優の演技は素晴らしいと感じました。音楽も良好で、キャラクターの魅力も十分に感じられました。
良かった点としては、ラジオという独特のテーマを持ったアニメでありながら、非常に面白く、視聴者を引き込むストーリー展開があること。
特に、ミナレが酔っ払ってラジオ作家に勝手に録音され、それがラジオで流されるというエピソードが面白かったです。また、沖さんというキャラクターも非常に魅力的で、彼の存在が物語に深みを持たせていると感じました。
一方、悪かった点としては、作画のクオリティが特に高いわけではないこと。しかし、その他の要素が非常に高いクオリティであるため、全体的には非常に楽しめる作品であると感じました。
『波よ聞いてくれ』は、ラジオという独特のテーマを持ちながらも、非常に面白く、多くの視聴者を魅了する作品であると感じました。ラジオの魅力を再認識させてくれるこの作品は、多くの人におすすめしたいと思います。
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「波よ聞いてくれ」の作品情報
基本情報
タイトル | 波よ聞いてくれ |
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読み方 | なみよきいてくれ |
原作 | 沙村広明 |
アニメーション制作会社 | サンライズ |
アニメ放送期間 | 2020年4月~6月 |
話数 | 全12話 |
アニメ放送局 | 毎日放送・TBSほか |
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