「魔王城でおやすみ」みんなの感想評価!面白い?つまらない?
むっちゃおもろい
寝る前に見ると癒されるが、エンディング主題歌で起こされる。
頼む、静かにしてくれ。そのまま寝たいんだ……。
魔族云々設定なのに悪人要素なし?なコメディアニメ
2020年にOAされたファンタジーコメディアニメで、魔王によって連れ去られた人間界の姫スヤリスが幽閉されて絶望するどころか、あまりにもやる事がなさすぎて寝る事に情熱を注ぐ一風変わったあらすじが印象的です(笑)。
とにかく序盤から睡眠を求めて魔王城で好き放題するスヤリス姫に魔族が終始振り回されるのが徹底されていて、安眠を取る手段を求めるネタが意外にも豊富なのも別の意味で驚かされ、魔族の面々もそいうった事情から全く悪人に見えず(笑)
また勇者と魔族が対立している世界観なのに、ギスギスした雰囲気も皆無なあたり本当に世界の危機的状況か?っとツッコミを入れたくなりますが(笑)、そのあたりはコメディものとして肩の力を抜いて楽しめる作風になっていましたね。
大人にこそおすすめの癒し系アニメ
「魔王城に囚われている姫が安眠を求めて城内のものをDIYする」という流れが基本で、だいたいそれを前半に1回、後半に1回という構成になっています。
流れが分かっていること、1つのエピソードが短いことから話が分かりやすく、ぼーっと見ても楽しめる作品となっています。疲れていても見られるし、絵柄もかわいいためむしろ癒されます。忙しい人にもおすすめです。
キャラクターは姫も人間型のキャラクターもモンスターもかわいらしく、それぞれに個性があります。マイペースすぎる姫に振り回されて慌てる魔王城の面々が人間くさくて親しみやすさがあります。
姫もトラブルメーカーというよりのんびりした感じなので、いやな感じはまったくなくかわいいです。
オープニングは姫を演じる水瀬いのりさんが歌っているのですが、本当に姫が歌っている感じがしてかわいらしいです。曲調やメロディラインも楽しく、普段から何度も聴きたくなる曲です。
悲劇のお姫様のアグレッシブな日々
魔王にさらわれたお姫様の物語なので、可愛らしい絵柄とコミカル内容の作品となっていて、本来なら悲劇的な設定のはずの姫様が、囚われた先である魔王城の牢獄での生活が暇なため、安眠を求めて行動を起こすことに取り掛かってからの日々が物語のメインです。
キャラクターの見た目と行動のギャップがこの作品の最大の魅力で、安眠のために部屋の寝具から内装まで、自分の手で豪華にしようとするために奮闘する姿が描かれています。
材料になるのは魔物の体毛だったり魔物自身だったりするので、それを入手するための彼女のアグレッシブさには驚くばかりです。魔王城を何故か徘徊し、魔王城の幹部だけでなく魔王も悩ませる様子はとても楽しめます。
そして魔王城では基本的に寝てばかりですので彼女は”スヤリス”姫と呼ばれることになり特別な存在になっていくわけです。
また、魔王城のトラップに引っかかり何回も死んでしまうのも面白い所で、悪魔教会でたびたび蘇らせてもらっているのも、この作品ならではの展開と言えます。RPGのパロディネタが盛りだくさんで、どの話も楽しく視聴することができる素敵なストーリーで見所満載の内容です。
おやすみ時間の癒やしアニメ
アニメの舞台は「魔王城」で「囚われた姫」が主人公なのに、とってもほんわかアニメでタイトルどおり、おやすみ時間にみるのにとてもちょうどいいです。
悪魔たちはとても常識的で、破天荒な姫に振り回されつつ、でも姫を助けてくれて心配してくれる優しい良い奴らばかり。
姫が魔王城から他の悪魔の城に誘拐されたときも即、魔王城の悪魔たちが心配して姫の好きなぬいぐるみや枕などを持って助けに行く姿は、なんていい人たちなのかって思ったし、そんなに姫のこと大好きなのかと笑ってしまった。
姫もお世話になっているばかりでなく、彼らの優しさをわかっていて、どうしたら悪魔と人間との戦いを止めることができるのか姫なりに考えている様子で、そういう本質を見抜く目でまっすぐぶつかってくる姫にみんなタジタジで、でも好きになっていくのがキュンキュンします。
いつか彼が種族関係なく、笑って過ごして、一緒にパジャマパーティーできる日が来るといいなと思える最後でした。かわらずほんわか姫さまと振り回される悪魔たちのどたばた日常を続編でみたいです。