「アイドリッシュセブン(1期~2期)」みんなの感想評価とネタバレ考察
アイドルだからって偏見持ってたけれど…
舐めてました。本当に面白かった!泣いた
アイナナの魅力とSNSを活用したファンへの情報発信力
アイドリッシュセブンは、ファンの間ではアイナナの愛称で親しまれています。原作はスマートフォンアプリではありますが、キャラクターデザインや楽曲提供など、幅広い分野で活躍するクリエイターとのタイアップを試みている挑戦的な作品でもあります!
物語はアイドルを夢見る七人の青年たちの葛藤と苦悩を描いた、よくあるアイドルアニメです。ですが、まさにどん底!苦難の連続!と王道の苦労話と下積み期間を描いた彼らアイドリッシュセブンの軌跡は、感情移入なしには追えないものばかりです。
生々しい芸能界の思惑や、魅力的なライバルグループの存在、彼らを取り巻く環境の様々な問題など、伏線があちこち張り巡らされており、物語が進むにつれて過去が明らかにされていきます。
どんな人間にも光と影がある。夢や理想ってなんだろう。そもそもアイドルとはなんだろう?とふと考えさせられます。繊細でいて、迷いながらも思い描く理想のアイドルを目指す彼らと、彼らが歌う楽曲とリンクした熱い生き様をぜひ見て、聴いて下さい。
ただの男性アイドル物語と思ったら、奥が深すぎる作品でした
全てのキャラクターが、おめめパッチリ、スタイル良し、声も良しで、女性をターゲットにしたアニメだな、と思ったのが第一印象でした。
しかし、見始めていくうちに、ただ一生懸命頑張るアイドル物語ではなく、複雑な人間関係やアイドルをする人の気持ちが、ドロドロに描かれた奥深い作品であることが分かりました。
この作品は、アプリゲームが原作ということで、私もまんまとハマってしまいました。キャラクターの性格が個性豊かで、感情表現が苦手なツンツンしたキャラクターもいますが、全員どこか可愛らしい一面があり、アニメを観た人はハマる理由がわかると思います。
キャラクター同士が喧嘩してしまったり、ファンの声に傷ついている姿は、涙ながらに応援してしまいました。動きもとても綺麗で、ヌルヌルとした動きがよく使われています。
目が大きすぎではないかと、見始めた当初は思いましたが、話数を進めていくうちに、違和感がなくなりました。セカンドシーズンの最終話では、また新しいキャラクターが登場し、不穏なまま終わりました。
これからどんな物語になっていくのか、とても楽しみです。出て来るキャラクターが、みんないい人ばかりなので、今後は嫌なキャラも出て来るのではないかとドキドキしています。
アニメを全て見終わった後は、完全にアイドリッシュセブンと、そのライバルであるトリガー、アイドル界絶対王者のリバーレのファンになっていたので、この3組の将来が良い方向に向かうことを祈っています!
本当にアイドルアニメなのか
視聴者を天国から地獄へ1秒で突き落とせるストーリーテリングに定評がある虚淵玄さんが、シナリオに関わっているだけあって、ハッピーな回と地獄な回の落差がとんでもないです。
アイドルとして生きていくことに対する本質的な葛藤もさることながら、アニメならではの絶対に起こり得ないような不幸な偶然、不幸な運命に振り回されるキャラクターたちが、いとおしいやら可哀想やら…。
キャラクターの造形は種村有菜さんならではのメルヘンかつ退廃的な魅力たっぷりで、現実に存在するアイドルだったら、ドはまりしていただろうなと思わされます。
一方でギャグシーンの切れ味もなかなか鋭いですし、楽曲はジャニーズみのある秀作ぞろいで、多面的に楽しめる仕上がりになっているのがすごいです。
ただのアイドルアニメだと思うなかれ!人間賛歌が詰まった心震えるストーリーが魅力!
タイトルだけ見ると、キラキラしたアイドルたちが和気藹々と楽しくアイドルを目指すストーリーかと思ってしまいますが、1期1話目から「7人いるアイドルを3人に絞れ」というハードな展開に驚かされます。
しかし、それもこれから始まるリアリテイドラマのほんの序章だったと、その後の展開を見ていくとわかります。
初ライブは大コケのお客さん9人、人気の出たメンバーが他事務所から引き抜きにあいそうになったり、引き抜きに応じたいメンバーの複雑な家庭事情、一見なんの問題も抱えていないように見えるメンバーが大きなトラウマや心の傷を抱えていたりと、涙なしでは見ることができない激重なストーリーとなっています。
そんなバックグラウンドを抱えながらも、トップアイドルを目指して努力を重ねる登場人物たちや、それを支えるマネージャーの姿には見習うべきところがたくさんあり、感心しっぱなしです。
そのほかにも、プロ意識の高い人気絶頂アイドルや後輩思いの先輩アイドルなど、人間としてお手本にしたい魅力的なキャラクターがたくさん出てきます。ハードなストーリーではありますが、それを彩る音楽はどれも元気をもらえるものばかりでとても魅力的です。
また、お客さんとして出てくるキャラも、モブキャラとしてではなく、同じキャラがずっと出てくるところも、ファンを大切にしている姿勢を感じられ、作品のファンである私たちを大切に思ってくれているように感じられます。
アイドリッシュセブンのライブにも現地に足を運びましたが、原作を具現化したようなライブ、2次元が3次元に出てきたようなライブで興奮しっぱなしでした。
3期はもっともっとハードな内容が待っていて、今から見るのがとても怖いですが、いつものようにハイクオリティなアニメと、切れ味鋭いストーリーが相まって、精神がズタズタにされるのを楽しみにしています。(褒めてる)
ただのキラキラアイドルストーリーでは無い!
今流行りの二次元アイドルコンテンツのアニメ化と侮るなかれ、というのがこの作品の感想です。スマホのリズムゲームでのシナリオが元になっていますが、このストーリーがとにかく骨太です!
7人それぞれがアイドルを目指す理由、心に傷を追った過去が少しずつ明かされて行くのですが、その度にメンバー同士で衝突して、本音をさらけ出して絆を深めていく…。
推しキャラはもちろん、どのキャラにも感情移入してしまうし、自分自身にも重ね合わせられる部分があったりと、観終わった後の余韻はなんとも言えません。もう一つの魅力はやはり楽曲!
IDOLiSH7は王道のアイドルソングという感じで元気をもらえますし、先輩でありライバルグループのTRIGGERやRe;Valeはクールでスタイリッシュな楽曲、ダンスもめちゃくちゃカッコよくて、歌唱シーンは何度もリピートしてしまいます。
CGアニメーションも2Dの作画にすごく馴染んでいてクオリティ高いと思います!
「アイドリッシュセブン(1期~2期)」の感想を書く(ネタバレ考察あり)
「アイドリッシュセブン(1期~2期)」の作品情報
基本情報
タイトル | 第1期:アイドリッシュセブン 第2期:アイドリッシュセブン Second BEAT! |
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原作 | バンダイナムコオンライン 都志見文太 |
アニメーション製作会社 | TROYCA |
アニメ放送期間 | 第1期:2018年1月~5月 第2期:2020年4月~12月 |
話数 | 第1期:全17話 第2期:全15話 |
アニメ放送局 | TOKYO MXほか |
声優(CV)・キャスト | 和泉一織役:増田俊樹 二階堂大和役:白井悠介 和泉三月役:代永翼 四葉環役:KENN 逢坂壮五役:阿部敦 六弥ナギ役:江口拓也 七瀬陸役:小野賢章 八乙女楽役:羽多野渉 九条天役:斉藤壮馬 |
あらすじ・ストーリー
「小鳥遊事務所」に集められた、未来を担うアイドルの卵たち。お互いに出会ったばかりの7人は、性格も個性もバラバラ。けれど、それぞれに異なる魅力を持ち、アイドルとしての未知の可能性を秘めていた。
グループを結成し、共に第一歩を踏み出した彼らの名は「IDOLiSH7」アイドリッシュセブン。
光り輝くステージで歌い踊る姿は、やがて人々の心を惹きつけていく。華やかだが、時に厳しいアイドルの世界で彼らは夢を抱きながら、その頂点を目指す――!
引用元:「アイドリッシュセブン(1期~2期)」公式サイト