「鬼滅の刃」みんなの感想評価とネタバレ考察
炭治郎の弱さと強さ~現代人に通ずるもの~
舞台は大正時代。家族を鬼に食われた男の子が主人公。妹も鬼になり、その妹を人間にするために旅に出る話。それが第1話の冒頭にあり、予想外すぎて話の内容についていくのに必死。
この作品は主人公の炭治郎の弱さと強さが絶妙に描かれているなと思いました。鬼に家族を食われた第1話の時点では、鬼狩りの剣術に関しては完全に素人。とても弱い存在。でも、それでも負けずに妹を人間に戻すために文字通り必死にたたかっていく姿がとても心強く感じます。
何より那田蜘蛛山編の累との戦いは本当に圧巻でした。兄妹愛が生み出すパワーにもとても感動しました。そこで流れる「竈門炭治郎のうた」で、もう号泣。この「竈門炭治郎のうた」の歌詞が現代人にもすごく突き刺さるものだと思います。
「失っても失っても生きてゆくしかない」という歌詞は、もちろん色んなものを失っても鬼に立ち向かっていく炭治郎の姿を表しているのですが、同時に自分たち現代人にも、反映させることができるのではないかと思います。
人生生きていく中で得られるものがあれば、失ってしまうものもある。とても大切なものを失うことはこの上ない苦痛であるけれども、それをずっと引きずっても前に進むことはできない。だから前に向かって生きていこう。そういう、メッセージがダイレクトに表れていて、とても心に残っています。
そのようにして、このアニメは現代人が抱える悩みなどにも、訴えかけてくるような話の構成だったということも、大ヒットになった1つの原因なのではないかと思います。世代問わずというのが本当にすごいと思います。2期も決まったので、ぜひ続きが見たいです!
心優しき主人公
原作が好きだったので、アニメ化されると聞いたときは嬉しすぎて飛び上がりました。日本文化を良く取り入れており、「鬼」のキャラクター性に惹かれました。
主人公炭次郎の声優である花江夏樹さんを筆頭に、禰豆子役の鬼頭明里さんに、我妻善逸役の下野紘さん、嘴平伊之助役の松岡禎丞さんなど、サブキャラでさえも豪華な声優さんばかり出ていて、テンションが上がりました。
戦闘シーンが大迫力で、いつもドキドキハラハラしながら見ています。血が出たり、骨が折れたりしても諦めずに、何度も立ち上がるシーンに涙しました。話が分かりやすく、ギャグセンスもあるので見ていて飽きなかったです。
個人的には大好きですが、グロい要素も多いので、精神的につらくなってしまう人や、小さな子供には見せない方がいいかなと思います。
また、鬼滅の刃は曲にも注目してほしいです。オープニング曲エンディング曲ともにLiSAさんが歌っていますが、力強くフレーズも作品にマッチしており、引き込まれます。
アニメは最終話まで見ましたが、まだ映画だけ見に行けていないので早く見たいです!
全国民が愛するアニメ
今までアニメを見たことがなかった人たちも、こぞって見始めて、全国民が愛するっていうのは言い過ぎかもしれませんが、知っているアニメになっていることは間違いないなととても思います。
結構血が飛び散ったりして、子供には悪影響なのではないかなとか思っていましたが、小学生たちが、はまったのには驚きました。個人的にはこの作品で出てくる仲間愛とか、兄弟愛がすごくいいなと思いました。
私にも兄がいますが、あんなに妹思いな兄ではないので、禰豆子は愛されていて、羨ましかったです。あとはあんなに一緒になって戦ってくれたりする仲間がたくさんいて羨ましかったです。
僕は長男だから我慢できたけど、次男だったら我慢できなかったというセリフがとても印象的でした。
全てがハイクォリティの作品
鬼滅の刃の魅力は戦闘の作画の良さだと思います。有名なヒノカミの回以外にも、鼓の鬼と戦った回転する部屋での戦闘が一番好きでした。部屋の回転に合わせて、炭治郎が走るシーンの水のエフェクトが、戦闘の疾走感と合わさって迫力のあるシーンでした。
暗い話になりがちでしたが、キャラがみんなとてもよくできていて、明るい雰囲気になり、子供でも観れるアニメになったと思います。続編は映画に続くものでしたので、とても楽しみになる終わり方でした。
印象に残ったシーンは、沼の鬼に婚約者を喰われた人に、つらくても進むしかないと、炭治郎が優しい表情で声をかけたシーンです。このシーンは炭治郎の底抜けの優しい性格が出ていた、とてもいいシーンだと思いました。
物語の美しさに魅了
とにかく最高のアニメです。1話からかなり怒涛の展開で、気がつけばハマってしまいました。漫画も知らず、たまたま見つけたアニメでしたが、物語の美しさと映像の美しさに魅力を感じ、引き込まれてしまいました。
鬼と人間の間で起こる戦闘シーンは迫力満点、そして鬼一人一人の人間だった頃の話に感動しました。炭治郎の真っ直ぐな優しさ、そして強さにグッときました。それぞれの技もとても面白く好きな技があったり、推しが見つかったり。
1度見たら、やみつきになるアニメでした。好きなシーンが沢山あって選べません。個人的に冨岡義勇の凪のシーンがとっても好きです。あのかっこよさは最高です。漫画も見てみたいなと思うほど素敵な物語です。続編もかなり楽しみです。
映像がとてもきれい
大人気アニメですが、雪の降る映像など風景などもとてもキレイで、ひきこまれる作品です。主人公のたんじろうの実の妹が鬼となり、鬼を退治する鬼滅隊にいながら、自分の身内は倒せない、困った状態になる。
始めから矛盾した中でスタートする、ただ鬼を退治するだけではないところが良いと思います。炭治郎の自分を鼓舞するセリフ、「がんばれ、お前ならできる。」と言いながら戦う姿が良いですね。
自分の肯定する前向きさが羨ましくなります。炭治郎の声を演じる声優の方も、優しさを感じられる声です。敵の鬼だけではなく、味方も鬼に敗れ倒れることで、人間のはかなさや強さを感じられます。隊員の衣装も、男女関係なく、学ランのようなのも面白いです。
悪くはない
鬼滅の刃の一大ブームは、やはりアニメ化がきっかけだったと思いますし、作画の美しさや、いきいきと動き回るキャラクターの個性は、さすがとしか言いようのない仕上がりになっています。
ただ、週刊連載を忠実にアニメ化すると、ここまで長いのか…と思ってしまったのも否めません。一人の敵と一体いつまで戦っているんだろう?とげんなりすることもありましたし、会合シーンの長さにも正直中だるみを感じました。
配信サイトで一気見すると、そこまで感じないかもしれませんが、リアルタイムで追うのには若干向かないアニメだったような気がします。次は遊廓編とのことですので、あの神作画によって、堕姫ちゃんのワル可愛さが爆発することをとても期待しています。
話題になっただけある作品でした
これは日本中でブームが来ただけのアニメだと思います。まず、深さが違います。
炭治郎の優しさには何度胸を打たれたことか。炭治郎のCVが花江夏樹さんというのも、また良かったポイントです。優しさと強さが声に滲み出ていました。漫画もよんだのですが、花江さんだけでなく、声優さんそれぞれが役にぴったりはまっていたと思います。
物語としては、漫画とアニメにさほど違いはないと感じました。むしろ、漫画がそのまま映像になっている感じで感動しました。所々に感動シーンが散りばめられていて、涙が止まりません。個人的には那田蜘蛛山の累のシーンが好きです。
炭治郎の優しさがあのシーンに凝縮されています。作中で流れる竈門炭治郎のうたも涙をさそいます。おわり方は本当にあるシーンでスパンと切った感じで、映画と2期が気になってしょうがなかったです。もう少しきりのいい終わり方にしてもいいのかなとも思いました。
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「鬼滅の刃」の作品情報
基本情報
タイトル | 鬼滅の刃 |
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読み方 | きめつのやいば |
原作 | 吾峠呼世晴 |
アニメーション製作会社 | ufotable |
アニメ放送期間 | 2019年4月~9月 |
話数 | 全26話 |
アニメ放送局 | TOKYO MX、BS11、AT-Xほか |
声優(CV)・キャスト | 竈門炭治郎役:花江夏樹 竈門禰豆子役:鬼頭明里 我妻善逸役:下野紘 嘴平伊之助役:松岡禎丞 冨岡義勇役:櫻井孝宏 胡蝶 しのぶ役:早見沙織 鱗滝左近次役:大塚芳忠 錆兎役:梶裕貴 真菰役:加隈亜衣 不死川玄弥役:岡本信彦 |
あらすじ・ストーリー
時は大正、日本。炭を売る心優しき少年・炭治郎は、ある日鬼に家族を皆殺しにされてしまう。さらに唯一生き残った妹の禰豆子は鬼に変貌してしまった。
絶望的な現実に打ちのめされる炭治郎だったが妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、“鬼狩り”の道を進む決意をする。
人と鬼とが織りなす哀しき兄妹の物語が、今、始まる――!
引用元:「鬼滅の刃」公式サイト
PV予告動画
第1期:竈門炭治郎 立志編
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