「劇場版モノノ怪 唐傘」みんなの感想評価評判!ひどいつまらない?面白い?
大奥という壮大なテーマの三部作、第一弾!
アニメ放送も大好きなので、公開がとても楽しみな映画でした。鮮やかなアニメーションに毎回引き込まれます。声優陣も豪華で、とても見ごたえのある映画でした。
大奥に関してはちょっとしか知識がありませんでしたが、十分に楽しめました。主人公の薬売りが声優変更されることに不安はありましたが、担当した神谷さんと薬売りの相性も良く、さすがプロだなと思いました。
今回は「大奥で大切な物を自ら捨てた」女性たちの苦悩がメインテーマでした。大奥で働くことに憧れ、誇りを持った女性達が、大奥のために大事な物を捨てると言う、なんとも辛い描写が幾つもありました。あと被害に遭った女性の死に方が思いのほかえぐかったです!全体的に高評価の映画でした!次回作が楽しみです!
絢爛と歪
好きだったシリーズで、「怪~ayakashi~」からTVシリーズまで、DVDを揃えていました。楽しみで初日に映画館に走りました。期待以上の絢爛艶美で眼福でした。和紙のようなテクスチャーの上で動く独特の映像も健在で、モノノ怪の世界に没入出来ます。
和風でありながら、襖絵や壁の模様まで命があるような鮮やかな映像は、大きなスクリーンでは大迫力で見応えがありました。物語は、大奥を舞台に情念渦巻いてモノノ怪化しています。
よくある寵愛を得る為のいざこざでは無く、会社などでキャリアアップしていく課程での嫉妬などが原因のあれこれという感じで、今も昔も人間の感情はそう変わらないと感じます。
メインキャラは、大奥への新入女中の二人で、才色兼備のアサと無邪気で大奥に居場所を求めるカメ。
大奥初日に、過去を捨て大奥に尽くす人間になる為にと、自分の大切な物を井戸に捨てろと命じられ、大奥で上を目指すアサは大切な物は無いと拒否し、大奥で上手くやっていくためにカメは捨ててしまいます。
大切な物を捨てるということと、対照的な二人の関係性や上司にあたる人達との関わりは、物語の軸でもあるのでしっかり描かれています。
大奥ということで、大好きな薬売りはどう関わるのか心配でしたが、いざとなったら割と強引に踏み入っていて、ちょっとしたアクションも美しかったです。物の怪に反応する天秤も愛らしいです。
天秤が可愛く見えるのは自分だけかもしれませんが、他の物も細かくデザインされているので、小物を見るのも楽しいと思います。
見る所が多くて大変です。話の内容は大人向けで人を選ぶかもしれませんし、一般的に有名なシリーズでは無いかもしれませんが、見応えのある映画だと思いました。
ただ、何かに「続く」の文字があったので、謎は残っていたと思うし、大奥編が続くのでしょうか。この一話で完結だと思っていましたが、続編も気になります。
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「#劇場版モノノ怪 唐傘」の作品情報
基本情報
タイトル | 劇場版モノノ怪 唐傘 |
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読み方 | げきじょうばんモノノけ からかさ |
監督 | 中村健治 |
制作 | ツインエンジン |
上映日 | 2024年7月26日〜 |
上映時間 | 89分 |
配給 | ツインエンジン ギグリーボックス |