「夜明けのすべて」みんなの感想と評価口コミ!面白い?つまらない?
人間が大好きになる作品です。
ストーリーはごく自然に流れていきます。特に激しい起伏がある作品とは、言えないと思います。それでも、人間は淡々と平然と前を向いて歩いていけば、幸せになれると言うことを訴えていて、人間が大好きになる作品だと思います。
松村と上白石が演じていますが、この二人が恋愛関係になることはありません。まるで病気と戦う同志のような雰囲気で、心が温まります。松村はパニック障害、上白石はPMSですが、この病気の片鱗は誰もが持ち合わせているようで、とても短に感じました。
この二人が病気を克服していく方法は一体なんだろうかと思うと、結局日々を愛して淡々と生きていくうちに、癒えていくような気がしました。周りの人を許し、自分を許すことによって明るい夜明けが待っていると言うことを表現していると私は思います。
夜明けを待ちわびて
映画「夜明けのすべて」を観て、心がじんわりと温かくなる体験をしました。主人公たちの日常に寄り添う物語は、私たち自身の生活にも重なる部分が多く、共感を覚えずにはいられませんでした。
特に上白石萌音さんと松村北斗さんが演じる、それぞれが抱える心の病と向き合いながらも、互いに支え合う姿には心打たれました。彼らの演技が非常に自然で、キャラクターへの深い理解と愛情を感じさせます。
また、周囲の人々が二人を温かく見守る様子も、この映画の魅力の一つです。人と人とのつながりが、どれほど大切かを改めて感じさせてくれる作品でした。
映画の中で流れる時間のゆったりとしたペースが、現代社会の忙しなさから一時的にでも解放してくれるようで、心地よかったです。
この映画を観た後、自分の周りの人々にもう少し優しくできるかもしれないと思わせてくれました。夜明けのように、希望を持って一歩ずつ前に進むことの大切さを教えてくれる、そんな映画でした。
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「夜明けのすべて」の作品情報
基本情報
タイトル | 夜明けのすべて |
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読み方 | よあけのすべて |
原作 | 瀬尾まいこ |
監督 | 三宅唱 |
脚本 | 和田清人 三宅唱 |
上映日 | 2024年2月9日 |
上映時間 | 119分 |
配給 | バンダイナムコフィルムワークス、アスミック・エース |
作品概要・あらすじ内容
「夜明けのすべて」という映画は、2024年2月に公開された、松村北斗と上白石萌音がW主演を務める心温まる物語です。この作品は、瀬尾まいこによる同名小説を基にしており、三宅唱が監督を務めました。
映画は、パニック障害を抱える新入社員の山添孝俊と、月経前症候群(PMS)で苦しむ藤沢美紗の2人が、同じ会社で働く中で互いに救い合っていく様子を描いています。
山添は、以前勤めていた職場を離れ、新たに栗田科学という会社でプラネタリウムや顕微鏡のキットを作る仕事に就きますが、パニック障害のために日常生活に多大な影響を受けています。
一方、藤沢はPMSによるイライラを抱えながらも、周りへの気遣いを忘れず、職場での日々を送っています。最初は互いに良い印象を持たない二人ですが、徐々にお互いの生きづらさを知り、特別な感情が芽生え始めます。
この映画は、人間の脆弱さや生きづらさを丁寧に描きながらも、人と人とのつながりがもたらす温かさや希望を見せてくれます。
特に松村北斗と上白石萌音の繊細な演技が、物語の深みを増しています。また、ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に出品されるなど、国際的にも認知されています。